高校生の書く記事がツイッター100RTを超える日
2015/11/30
記事コンテンツの拡散と高校生のカタチ
記事を書くものとしては、コンテンツが拡散されていく事がなによりも喜びであったりします。筆者自身、このブログの他にいくつかメディアを運営しており、そこで日々数々の記事を目にします。(私自身は書いてません)
当然ジャンルや切り口、コンテンツの質にもよりますが、メディア自身が大きな影響力を持たない限り、自分たちが想像している以上に記事は拡散されないのが現実です。力作と言って持ち込まれた記事でも拡散されない事など日常茶飯事ですし、これは行けると思った記事でも伸び悩む事が多々あります。
そんな中、一人の女子高生の記事が(プチ)バズりました。そんなに大した事ではないかもしれないけれど僕の中では衝撃的でもあったので記事にしました。
高校生がメディアの門を叩く
私の運営しているメディアは、誰でもWelcomeな事もあり、いろいろな人が記事を書きたいと声をかけてくれます。学生はもちろん、経験豊富な社会人から、大手メディアの編集の方、キャバ嬢まで本当にいろいろな方が応募をしてくれます。先日、一人の女子高生が同じように声をかけてくれました。そのメディアは音楽系のメディアなのですが、音楽が大好きで書く事も大好きで是非やらせて欲しいとの事で二つ返事で受けました。
まず高校生が、声をかけてくれた事が衝撃でした。だって私が高校生の頃はそんな事は考えもしませんでしたから。。。今はスマホをみんな持つようになり、i-modeの頃と比べると本当にいろいろなコンテンツにアクセスできます。その中で、もう既に選択肢は広がっていて、誰でもクラウドソーシングにも登録できてお仕事できてしまいますし、ネットでライター募集を探せば簡単に応募ができる時代です。高校生だって自分の意思さえあれば立派にWebで仕事ができます。
そんな中で興味本位かもしれませんが、ライターという事に興味をもってくれて踏み出してくれた事に衝撃を受けました。ちなみにtwitter経由で見つけてくれたそうです。
ツイッターでRTされる記事は情緒的?
最初に記事を提出してもらった時に、フィードバックで返したのは情緒的過ぎるという事でした。音楽の記事は特に起こりやすいのですが、もう一般人にはわからないくらい、そのアーティストとライターさんの中で世界が繰り広げられている場合があります。最初の記事は、本当に情緒的だったのですが何回か修正を重ねて立派な記事に仕上げてくれました。それでも少し、情緒的過ぎるかなぁと思いつつ記事を公開したのですが、あれよあれよという間にRTされていきました。うちのメディアでもあんまりないくらいのRT数字になったので、冷静に考えてみたのがこの記事の発端でもあります。
じゃあなんでツイッターでRTされたの?
じゃあなんで、こんなにRTされたのかという事なんですが、別に高校生だからとかではなく刺さるコンテンツを刺さりやすい場所で刺さりやすい人に向けて書いたからだと思います。今回、取り上げたテーマを冷静に分析すると(大人気ないなぁ)
ニッチ分野
記事がテーマにしたアーティストは、AKBや嵐のような有名なアーティストではありませんでした。どちらかというとこれから駆け出しのアーティストです。フォローワーも1万もいかないくらいの認知度です。でもこの分野だからこそ、コアなファンの方々や本人達にしっかりと記事が届きました。
刺さる文章
その記事は情緒的な感じがよかったのかと思います。アーティストとファンの中での世界観をうまい具合に記事で表していたのが一番の刺さった要因です。それは、少し蚊帳の外にいる人間にはわからないものなのですが、狙った読者に向けて正解に近いコンテンツだったのだと思います。
読者層が若い
取り扱ったアーティストのファンの年齢層が若かった事も一つの原因だと思います。やはり、おじさん、おばさんよりは若い子の方がツイッターは使いこなしてますね。届くべき人に、届くべきルートで届きました。だからこそ拡散性も強かったです。
狙う可能性とツイッターの可能性
ツイッターでバズらせる記事を作るときの一つの参考になれば幸いです。でもなによりも驚いたのは、高校生がこういう事に挑戦する事ですし、こんなにRTされるとこちらも負けてられないなと逆に元気をもらってます。
もし記事を書きたいと悩んでる高校生がいたら(高校生じゃなくても)ちょっと門を叩いてみる事も意外といいかもしれませんよ!