マーケットなのか情熱なのか?起業家の心得
マーケットから入るタイプと情熱で突き進むタイプってどっちがいいの?
事業を作る上でマーケットから入るのか?それとも、これをやりたいという情熱から入るのか?という難題に直面する人は多い気がする。僕もそれに悩み続けている人間なので、そのことについて思うことを述べてみたいと思う。
①マーケットタイプの人間
このタイプに多いのは、分野は決まっていないが起業したかったり独立したかったりするタイプだ。事業になる、儲かるならやるというタイプの人間が多いと思う。
②情熱タイプの人間
この問題を解決したいとか、世界を変えたいと考えている人が情熱タイプに当てはまると思う。世界変えたいと考えている人は、まだ視野が広いが、問題解決型だと視野が狭いパターンが多い。
結局どっちがいいの?
当然両者のいいところはあるが、事業としての成功確率が高いのは①のマーケットタイプな気がする。情熱タイプも成功するが、それは結果的にそのマーケットが良かったという事だと思う。
マーケットタイプと情熱タイプは、論理的か感情的かの対比と似ている。マーケットタイプは、事業を作る上で市場分析や、他の国の前例などよく調べる。そして、それを自分がやった場合の勝ち目が、自分の中で見えた場合にその事業を選択し実行する。闇雲に突っ込まないのである。
マーケットタイプの人間がやっていそうな事
マーケットと情熱の二つのどちらかを選択するかは、人間性の問題でもあるし、選択するものではないと思うけど成功確率を上げるためには、マーケットタイプの考え方を少し模倣してみるといい。
・スタートアップ系の情報収集
THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)やTechCrunchなどから情報収集している方はかなり多い。他にも、海外サイトでチェックするのもかなりよい。AngelListを眺めるだけでも勉強になる。
・市場分析
マクロ視点からの分析も大事である。これは、「で市場規模は?」とか逐一いってくる人の対策にもなる。経済レポート情報-経済ニュースは、あらゆるレポートがまとまっているのでかなり参考になる。市場の動向を考えたりもできるし、新興市場のレポートなどはビジネスチャンスを伺う上でとても参考になる。
・ビジネスモデル構築と事業計画
これが一番難しいのだが、勝てるビジネスを考える事がマーケットタイプの人間が意思決定を行う上で重要だったりする。
そのビジネスは、スケーラブルか?
そのビジネスはいつ収益化するのか?
そのビジネスをするのに人は何人必要か?
どういうマネタイズをするのか?
などなど。これを考えながら、いろいろなビジネスモデルを検証したりしていく事が何にもまして重要であるし、いつか糧になる。
マーケットタイプの人は、正直無難な道を選択してしまいがち。でも、ビジネスとしては成功の道に進む率が高いんだと思う。
でも、頭でっかちになりすぎるとなにも踏み出せなくなってしまうので、つべこべ言わずにやる事も大事。